議会運営委員会行政視察報告(2022.04.25-04.26)

視察先愛知県知立市
視察日:令和4年4月26日
テーマ:市民と議会との意見交換会について/タブレット端末の利用について

「議会モニター制度について」
知立市議会さんも試行錯誤をしながらの実施ということで、熱心なご説明の内容は大変に参考になりました。独任制の制度ということもあり、市民モニター個々人の熱意と考えによって、頂くご意見も様々とのこと。議会のモニターということだが、どうしても政策的なご指摘にならざるを得ず、別の懇談会の場を設けるなど工夫が見られた。ご意見への対応についても難しいものを感じる。団体推薦枠などを決めることには小金井市議会では時間を要すると感じた。

「高校生議会について」
中学生議会を行政が行っているという素晴らしい背景がある中での、議会主導での高校生議会の開催ということでご苦労も伺えた。交通対策などのご要望にも応えながらも、議論のプロセスを大切にされていた。今後は政策立案につなげたいとのこと。一過性のものではなく、議会の図書スペースを高校生の勉強場所として開放されるなど様々な工夫が見られた。18歳の投票率も10%上昇したとのこと。本取り組みもその一端を担っているものと考える。

「議会のICT化について」
タブレットの導入は新型コロナウィルス感染症の補助金を活用することも視野に入れてスムーズに検討が進められていた点が素晴らいと感じた。総務省の条例改正を受けて、オンラインの委員会開催についても常任委員会での正式実施はされていないもののリハーサル実施まで済まされている。非常にスピーディーな決断がされている。小金井市議会においても、環境を整えていざと言う時に備えておく必要性を強く感じた

視察先愛知県江南市
視察日:令和4年4月26日
テーマ:市民と議会との意見交換会について/タブレット端末の利用について

公明党の石原ともやす 議会改革特別委員会副委員長をはじめとする、同委員の皆様のサポートによる実機を触りながらのご説明をいただいた。

「タブレット端末の利用について」
自宅や他の現場では最新技術の中で活動していて、議会になるとひと昔の環境での活動となり、不便ではないのか」という趣旨の問いかけには、返す言葉もなかった。Wi-fiモデルを導入されているのは印象的だった。ペーパーレスによる、紙代の削減はもちろんではあるが、今や、そのことを持ち出すまでもなく、コストに見合ったパフォーマンスを発揮するためにも、必須ともいえる環境であることを実感できた。

「市民と議会との意見交換会について」
議会基本条例の実施要項で定めての実施。コロナ禍において中高生向けに「江南市の未来を語ろう」というテーマでの実施などをされており興味深い。頂いた意見の取り扱いは常任委員会へ振り分けて判断しているとのことだが、特に回答の調整などは行わずに質疑を行っているとのこと。そこから行政が回答するものも多いようであるが、逆に、意見交換を行い、時間をかけて回答するものなどは、少なそうである。

一般質問時にはタブレットを使って視覚的に質問をサポート