視察先:岐阜県各務原市
視察日:2024.1.31
テーマ:おくやみコーナーについて/かかみがはら寺子屋事業について
おくやみコーナーについて
令和3年から「書かせない・迷わせない・漏れなく」の総合窓口システムで対応をされており「回らせない窓口」の検討から令和5年ワンストップ方式が導入された。一部手続きを除き事前に各部署と連携を取り共有フォルダ―に各課から必要な情報が集めあれ、当日は市民課職員が共有フォルダーを見ながらお一人で対応する方式で、事前に各部署のマニュアル整備もある。スタート時点では、かなりの負担増だと考えるが現時点では人員の変更はないとの事。本市においては始まったところであるが、参考にして次のステップも見据えてほしい。
かかみがはら寺子屋事業について
市長のマニュフェストがきっかけで始まった事業。大きくは二つあり学習を支援する「基礎学力定着事業」は地域人材を上手に生かした取り組みとなっている。一方の「夢チャレンジ事業」はリーダー育成を目的としたものであり、市が子ども達に対する期待を表すものである。5つのコースはそれぞれに魅力のあるものとなっている。本市だと市民団体などが行っているような事業を市が丸抱えでやっている姿勢については驚かされる。
視察先:愛知県豊川市
視察日:2024.2.1
テーマ:公契約条例について/町内電子回覧板「結ネット」導入の実証実験について
公契約条例について
地域経済の健全な発展と市民の福祉の増進に寄与することを目的とする「豊川市公契約条例」が制定されたのは平成31年。丁寧に進めて来られ、制定後も現場でアンケートをとるなど周知徹底のためにご努力を重ねておられた。日本全体の賃上げなどへの対応に苦慮されている部分も感じたが、重要な条例である。議会での異論は殆ど無かったとのこと、2次産業の就業人口比率が小金井市の三倍という実態も大きく影響をしていると言える。
町内電子回覧板「結ネット」導入の実証実験について
回覧板を単に電子化するというものだと考えておりリアルな交流の低下について懸念を感じていた。実際には、おくやみ・不審者・事業当日の連絡など素早い情報共有手段として、総会での意見集約、災害時の利用など、活動に付加価値を付ける有効なツールであることが理解できた。自己負担については応援事業所を募って補助金で対応していることも参考になった。役員の負荷が軽減される一方で情報発信者の手間は二重になる部分もあるが、検討に値する事業だと感じた。