総務企画委員会行政視察報告(2018.07.09-07.10)

二日目

平成26年4月より総務部総務課内に公共施設マネジメント準備室を設置し、公共施設の一元管理、老朽化対策に向けた取り組みを開始。平成28年度からは、更に強化する形で、総務部内に、FM担当、用地・管財担当、建築担当を統合した「資産活用課」を設置。公共施設マネジメントは課内にチーフを置き、場面毎に課内の専門職の力を使い、業務を推進している。

全庁的には、理事者、庁議メンバーによる「公共施設マネジメント推進本部」と、関係各課の課長を集めた、「公共施設マネジメント推進チーム」を設置し、現場の再検討部会と連携をとっている。直近5年間を「投資抑制機関」とするなど、コストの平準化の工夫などに取組まれている。また、大きな対策として、公共施設の保全計画の更新計画の検討や、広域連携の検討を近隣の柏原市と羽曳野市と、代表的な施設の相互利用や相互所有について検討を進めている。

  • 所感 

各所管部署が主体的に取組む工夫をされていることを伺う事ができた。公共施設マネジメントを推進する為には、各公共施設を所管する各課との合意形成が欠かせない。

市民の合意形成として、議会の要望もあり保全計画について出前講座などを利用して、市民へお伝えしている方法も参考になった。

お話にもありましたが、実効性の高い保全計画とするたに、施設の位置付けに応じて保全水準に差をつける必要があり、そのために、将来予測が確実な事柄を前提にして、維持する施設の将来計画をまず確定させる必要がある。すなわち、市の全体的な施策の方向性を明確に示す必要がある。

 

一日目

  • テーマ/場所: 「行政と企業の協働・協創地域課題の解決」について
    兵庫県豊岡市
  • 期間:2018/7/09(―)
  • 視察内容:西日本豪雨の影響で、視察を断念する結果となりました。