「議案第40号 コロナの影響を踏まえた第5次基本構想・前期基本計画策定に」反対討論

議案第40号 第5次基本構想・前期基本計画策定の内容について、新型コロナウィルスの社会的影響を踏まえることを求める決議」に対して、要旨は賛成できるも一部について合意ができなかった為、市議会公明党を代表し討論をもって反対をさせていただきました。動画はこちら
※決議は賛成14反対9で可決されましたが、主旨はほぼ賛同されているものと捉えております。
 
(以下討論全文掲載)

基本的に、最上位計画である第五次基本構想・前期基本計画策定過程において、新型コロナウィルスの影響を踏まえた検討をせず、市が方向性を示さずにパブリックコメントを実施している事については、大変に遺憾であり、本議員案の主旨については賛同するものです。
 
そもそも、6月15日の総務企画委員会の宮下議員の質疑の中で市長は「6月定例会中に一定の方向性を示すべきと考え、議会と共通の認識を持ちたいと考えてる。」と答弁をしておきながら、19日の予備日の総務企画委員会では「審議会(7月17日)の意見を聞きながら決めていきたい。」と、まったく無責任な答弁に変わっています。
結局、本日最終日まで何も方針が示されないどころか議会に相談も無い状況であり、最上位計画を策定していくという責任を全く感じるものではありません。
 
一方で、新庁舎・福祉会館建設については、コロナウィルス感染症対策に関連する今後の財政支出や、減収の影響については、市の財政計画を示し検討を行い、市民に示すこともなく、議会の指摘にも耳を傾けずに、107億円の事業を断行していく姿勢は、基本構想の進め方と異なり、矛盾を感じる市政運営と言わざるを得ません。
 
しかし、この決議文で言及されている「予定したスケジュールに縛られることなく審議をすることを求める」という部分については賛同をしかねます。スケジュールについては市長がご自身の責任で決断すべきであり、この決議の結果をもって、議会が責任を背負うものでは無いと考えます。
よって、本決議の主旨には賛成しますが、反対とさせていただきます。