会派視察(2009/10/07~2009/10/09)

■テーマ:第71回 都市問題会議
『人口減少社会の都市経営 ~人・まち・環境~ 持続可能な社会への転換に向けて』
■場所:
熊本県熊本市の熊本市崇城大学市民ホール

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■期間:2009/10/07~2009/10/09
■視察内容:

○初日が朝からのため、前泊。

○一日目
【基調講演】「人口減少時代の都市経営」
大西隆東京大学大学院工学系研究科教授
【主報告】  「湧々都市くまもと」
幸山政史熊本市長
【一般報告】「小布施発、「台風娘」のまちづくり」
セーラ・マリ・カミングス株式会社桝一市村酒造場代表取締役
【一般報告】「コンパクトな魅力あるまちをめざして-地方分権から地域分権へ-」
倉田薫大阪府池田市長
【一般報告】「持続可能なコミュニティ再生の課題」
上野眞也熊本大学政策創造研究教育センター教授

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○ 二日目
【パネルディスカッション】
コーディネーター:卯月盛夫早稲田大学芸術学校教授
パネリスト:波積真理熊本学園大学商学部教授、田中充法政大学社会学部教授、富永一夫NPO法人フュージョン長池理事長、長塚幾子神奈川県伊勢原市長、佐藤栄一栃木県宇都宮市長の五名。

【行政視察(熊本市主催)】
阿蘇にしはらウィンドファーム
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所在地: 熊本県阿蘇郡西原村大字鳥子字俵山地区
発電所出力: 17,500kW
風車発電機: 1,750kW×10基
年間発生電力量: 約2,500万kWh(一般家庭約7,000世帯分)
営業運転開始: 2005年2月

■所感
一日目の基調講演と各種報告では、人口減少社会のコミュニティの再生について様々な角度から、意見が述べられました。
「追いつけ追い越せの比較競争的なまちづくりではなく、あるものに磨きをかける目線が大事である」というお話がありましたが、大事な視点であると感じました。本来の小金井市にとって必要なものは何なのか原点に返ることで判断ができていくと考えます。また、小金井市には水や江戸東京野菜、桜。様々なアピールできるものがあります。それらをどう育てていくのか、それらを中心としたどんなコミュニティが育めるのか、考える必要があると感じました。ソーシャル・キャピタル(Social capital, 社会関係資本)の考え方から、「お互い様」「我々」という考え方が必要であるというお話もありました。お互いがお互いの立場に立ち、協力をし合いまちづくりを進めていく。第四次基本構想の考え方にも関連すると思います。そして、高齢化社会の中で、「ノウハウのある先輩が、地域参加してくれる街」はメリットが非常に大きいというお話しもありました、これは私が目指しているコミュニティの一つの姿です。特に小金井には経験豊かな先輩と好奇心旺盛な子ども達がたくさんいらっしゃいます、どう結ばれていくことが良いのか、形にしていきたいと、再度確認をすることができました。

二日目の阿蘇にしはらウィンドファームの視察は広大な敷地に10基の風車が立ちならなんでいて、壮観でした。小金井ではこのような風の通り道はないので、同じものを作ることはできませんが、太陽光パネルなどをつかった発電により、公共施設の電気などは極力賄っていけるような、まちづくりは必要であると感じました。

こちらに書ききれ無かった点。また重要な点については、さらに調査を深めまして、今後の活動や議会質問の中で取り上げてまいりたいと考えております。

以上