建設環境委員会行政視察報告 (2012.05.16-05.17

  • テーマ/場所:
    「まちなみ環境整備について」 長野県松本市
  • 期間:2012/05/16 (1日)

  • 視察内容:

「健康寿命延伸都市・松本」における、「まちなみ環境整備」についてお話を伺い、実際に現地視察をさせていただきました。松本市は1町4村との合併により広さは978.77平方キロメートル、人口24万人の県内では、長野市とトップを争う都市です。
中心部の高齢化や人口減少を立て直すため、社会資本整備総合交付事業として、中心市街地のまちづくりを、自然資源や景観、伝統的な建築物、歴史的資源の活用による回遊性を考慮した、個性ある街並みの整備がされています。大きく5つの地区にそれぞれの推進協議会を設置しコンサル等は入れずに活発な意見交換を行うなかで街づくりを進めてきました。現在はそれらの地区を渡る回遊性を向上させるための連合会での検討が行われているとの事です。まちづくりを行っている地区で、都市景観形成事業補助金交付要綱の対象となる新築、改築の場合経費の2/3(上限300万円)が補助されるのも特徴です。また、電線類等地中化事業も大変に進んでいます。

  • 所感

5地区の中で、「中町」を現地視察しました。

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補助金を活用した、蔵づくりの街並みは、タイムスリップしたような落ち着きのある、とても個性的な街並みになっていた。酒屋を移築した、「蔵の会館」という指定管理を採用した集会施設も伝統的な空間でよかったです。

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担当者の方が仰っていた「街づくりを行うだけでは、街は活性化しない、そこに関わる人々が盛り上げ活性化させる、その意識づくりが大事」という話は勉強になりました。松本市とは条件が違う部分も多いですが、小金井市においても「水と緑の街づくり」を各地域が特性を活かし、その地域の方々と熱を込めて行っていくことが必要であり、それを補助する行政の働きもまた重要であると改めて感じました。また、電線類等の地中化は、歩行者が増え商店のお客も増えると講評とのお話でした、防災の観点からも大いに進めていくべきであると考えます。

  • 番外編

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門前のコンビにも景観に配慮したデザインとなっています。

  • テーマ/場所:
    「太陽光発電事業について」 長野県飯田市
  • 期間:2012/05/17 (1日)
  • 視察内容:

飯田市がおひさま進歩エネルギー株式会社と協働で行う太陽光発電普及政策「太陽光発電事業について」お話を伺ってきました。飯田市は、人口10万人市域は658.76平方キロメートルその内、林野率は84.3%。日照時間は2020時間と、とても太陽光発電には恵まれた市です。
飯田市は全国13の環境モデル都市の一市として、①太陽光市民協働発電事業の展開②木質ペレットの利用拡大③産業界との連携を進めてきています。①については、市の設置補助制度(1kW5万円・上限15万円)とおひさま進歩(市民ファンド&おひさま0円システム)による公民協働で太陽光発電を進めていて、大きな成果を生んでいます。ベースとして日照時間が長いことに加え、過去から農協主導の太陽温水器の普及が三割の家庭に進んでいたことも成功の要因の一つのようです。特徴の一つである「おひさま0円システム」は、一般家庭に0円で太陽光パネルを設置し、9年間月々定額料金(19,800円)を支払うもの。余った売電分は利用者に払われ、10年目以降は譲渡されます。

  • 所感

「おひさま0円システム」は、実際には3年間で90件とまだまだ発展途中ではありますが、定額料金に対して約6千円売電できるということで、9年間で譲渡となれば利用者も設置者も特をする仕組みであると計算できる。また市としても、おひさま進歩と20年の長期買い取り契約を結ぶなど、産業界と連携した様々な施策を次々と打ち出し環境都市としての全国をリードしていこうという気持ちが、担当者の方からも感じられた。小金井市にとっても、環境機器設置に対しての補助拡充などを積極的に検討できればと考える。
また、昼食休憩には、環境省の21世紀環境共生型モデル住宅整備事業によって建てられた、エコハウスを見学してきました、ちょうどその日はキッチンスペースを利用し、エコクッキングを通した環境講座のような催しが行われていた。今後も、小金井市の同施設を多くの市民に利用いただく先進的な取組みを勉強させていただきたいと考える。