校舎増改築等基本計画についての全員協議会

決算特別委員会の日程を白紙にしての連日の全員協議会から、本日はテーマを変えて、予定されていた「小金井第一小学校、第三小学校及び東小学校における校舎増改築等基本計画について」の全員協議会が行われました。

現在、建物の約9割が築30年以上経過していることから、学校施設の老朽化対策が重要な課題となっていました。市は令和3年3月に「小金井市学校施設長寿命化計画」を策定し、児童の増加が見込まれた、第三小学校の校舎建て替えと長寿命化改修を最優先に着手する計画としていました。

その直後、令和3年4月に、改正法が施工され公立小学校の学級編成標準が40人から35人に段階的に引き下げられることになったことで、第一小学校と東小学校の普通教室の不足の可能性が出てきたことで、優先順位を変更して早期に再検討することになったものです

第一小学校計画 第三小学校計画 東小学校計画

《第一小学校》
  • 普通教室現在21室。最大27室確保可能R9(2027)には28室が必要になる推計。
  • 46億(補助金7,地方債32,一般会計3)
  • 建替え
    • 校庭を南側にする配置
    • 工事期間29ヶ月
      • 令和6年度(令和7年2月 着工)
      • 令和8年度 9月 新校舎使用開始(令和9年度 7月 校庭使用開始)
  • 将来児童が減少した場合に、施設の一部を地域利用等を想定できる可変性のある施設。(3校共通
  • 1教室あたりの面積を広く。タブレットPCを使用しても教科書が開ける一回り大きな机がおける広さ(3校共通
  • 新校舎、体育館、図書館の将来一体利用も見据えた施設計画とする。
  • 北側に配置される校庭の良好な排水性等にも留意する。
  • 工事期間中の屋外活動ができる場所について検討する。
《第三小学校》
  • 普通教室現在26室。最大29室確保可能。当面確保可能な見込み
  • 32億(補助金7,地方債23,一般会計2)
  • 一部建替えとその他長寿命化
  • 時期は、財政見通しには令和9年度から着手するとしてあるが、他の要因もあるので未定。
  • 長寿命化を行う棟では、廊下との一体的な活用など検討し、できるだけ有効に活用できるよう工夫する。
  • 今後想定以上に児童数、学級数が増加した場合でも、校庭に応急的に校庭に校舎増築の検討が可能。
《東小学校》
  • 普通教室現在23室。最大25室確保可能。R6(2024)には26室、R7(2025)には27室が必要になる推計
  • 7億(補助金0,地方債0,一般会計7)
  • 校庭の東側への増築(リース)と、長寿命化
    • 工事期間29ヶ月。
    • 令和5年度(令和5年9月 着工)
    • 令和6年度 4月 増築舎使用開始(既存校舎は継続的に使用可能
  • 二階にも渡り廊下ができる。