壁面緑化に“紫”を/フジの花が校舎を彩る/東京・小金井市
フジを使った壁面緑化に実験的に取り組む東京都小金井市の市立緑小学校では現在、校舎の壁に咲いた紫色の花が見頃を迎えている。
壁面緑化には、植物が根から吸い上げた水を葉から水蒸気にして放出することによって、周囲の温度を下げるなどの効果がある。
同小学校では、2006年からゴーヤやヘチマによる壁面緑化を実施。09年6月からは市内で造園業を営む杉山利男さんが、ボランティアで見た目の美しいフジの植栽を始めた。
フジは、6月ごろから緑の葉が生い茂り、壁面緑化の効果が期待される。同小学校の関係者は「環境教育の一環として、これからもフジを壁面緑化に取り入れていきたい」と語る。
市議会公明党(宮下誠幹事長)の小林正樹議員は先ごろ、同小学校を視察し「今後も議会の場で、他の学校でも実験的に取り組めるよう提案する」と語っていた。