認第1号、平成25年度小金井市一般会計歳入歳出決算に対して、認定に賛成の立場から討論を行います。
平成25年度の予算は、昨年同様、決算概要にもある通り、小金井市の経営基盤の根幹をなす市税収入の落ち込み、行財政改革で生み出した財源を上回る社会保障関連経費の大幅増、多額の財源を必要とする課題が山積するという危機的財政状況を背景に、限られた予算を効率的、効果的に活用するとして編成され、執行されてきました。
決算では、財政構造の弾力性を表す経常収支比率が前年度から2.3ポイント減の96.7%となったものの、依然として財政の硬直化が懸念されております。
そういった中であっても、スポーツ祭東京2013において弓道、バスケットボール協議を無事に開催されたこと。市民の生活を守る施策として、備蓄品の拡充、市内の橋梁点検の実施、緊急医療情報キットの配布の実施、ヘルプカードの配布、成人歯科検診の80歳までの延長。待望の東小金井駅高架下(西側)自転車駐車場の新規開設工事、本年4月開設した東小金井事業創造センター「KO-TO」の整備、同じく4月開設した「きたまちセンター」開設準備が進められた事があげられます。また、待機児童解消に向けても増えるニーズに対して十分な供給にはいたっていないものの継続的な努力をされてこられた事については一定の評価をいたすところです。
しかしながら、本市における山積された課題をクリアするためには、今後数年間はより一層の緊張感を持った財政運営を行いながら、将来に向けた準備を確実に進めなければなりません。監査委員の審査意見書で示された内容は、すぐに検討及び取組が必要であり、第三次行財政改革大綱の内容を丁寧かつ強力に推進すべきであることを要望いたします。重ねて、高齢者の健康増進施策、心身に障害を持つ方々への自立支援策、いじめや、虐待、貧困、待機児童対策を始めとする子育て支援策の中長期的なビジョンを明確に示し、庁内の総力をもって更なる充実をしていただくことを、切望し、本決算の認定に賛成をいたします。
以上