平成24年第1回臨時会 「議案第3号小金井市民交流センター等の取得について」市議会公明党と代表して賛成の立場から討論をしました。
小金井市民交流センターは、平成12年7月(2000年)市民の要望を受け、小金井市が武蔵小金井南口再開発事業の方針を決定し、平成15年12月にUR都市再生機構と覚書を締結したのが、始まりです。また、芸術文化振興条例を基本理念として、平成18年3月老朽化の為に閉館した公会堂の代替施設として、音楽・芸術の施設・市民の交流拠点として、市民参加の検討委員会からの提言も受けながら建設が進められてきました。
途中、諸々の事情により11ヶ月にわたって工事が中断したものの、その間、議会に報告があり関連予算が都度可決されてきており、平成22年12月には、工事完了し平成22年11月30日までに50時間以上の審議を経て取得議案と関連議案は本会議で議決されました。
しかし、その後、URの手続きのミスにより、取得ができない事態に陥りました。
その後、週2日の閉館日や、自主事業の無い運営、今となっては4月以降予約が取れないという、URによる貸館をベースとした不安定な暫定管理が続いており、小金井市の持ち物としての、小金井市民交流センターの安定的な運営による、正式オープンを市民が心待ちにしている事は言うまでもありません。
再びの財産取得議案の提出にあたっては、①確実な登記と、②円滑な管理運営ができることが重要な課題であるとして、議会でも議論が重ねられてきました。
今現在、分棟での登記が完了したものの、円滑な管理運営を決定付ける管理規約は、市と市民が納得できるものは、未だ合意されておらず締結には至っていない状況ではありますが、商業・業務棟には別途荷捌き駐車場があり、市民サービス向上の為に利用される市民交流センターの荷捌き駐車場やフェスティバルコートの利用が不可能となり、市民の円滑な運営が阻害されるような事が起きることは、到底考えられません。
社会資本整備総合交付金の手続きの期限が迫る中、我々は、平成23年10月12日のURの理事長と本部長から提出された文書の中にある、荷捌き駐車場とフェスティバルコートの円滑な運営の確保を約束する意味での「権利床の引渡しまでに管理規約の設定ができるよう、引き続き施工者として責任をもって各権利者様のご意見を調整して参ります」という言葉の責任は、社会通念上大変に重いものであるとして、責任が果せるまで小金井市内に残り仕事を続けていただく事を強くURに要望するものです。また、小金井市に対しても、これまで同様、URの調整のもと、他地権者との交渉に積極的に応じ、一日も早い確実な管理運営ができるようにしていただきたいと、重ねて要望し、我々市議会公明党は、市民待望の市民交流センターの取得に賛成いたします。