本会議に於いて一般会計補正予算案に対し、市民生活を守るため新型コロナ対策基金に1.8億円を積み増す、組替え動議を4会派で提案し、17対6で可決いたしました。採決結果を受け、市長は休憩を取り、再開後、動議を全面的に受入れ「組替え動議に即し補正予算を組む(要旨)」ことを発言されました。私は、採決に先立ち、賛成討論をいたしました。詳しい内容は以下に記載しております。
賛成 17
反対 6
鈴木、村山、岸田、沖浦、篠原、坂井
(動画はこちらからご覧いただけます。58:18)
市議会公明党を代表して、「議案第56号 令和2年小金井市一般会計補正予算(第6回)」に対する組替え動議に賛成の立場から討論を行います。
本補正予算は、モバイルクレジットカード収納初期導入委託料、昭和病院企業団負担金、中等度難聴児発達支援助成費の追加予算、がんばれ小金井寄付金 クラウドファンディング(※)事務委託料と郵便料などが含まれ評価できるものです。
特に、小金井市では初となるクラウドファンディングは、
ふるさと納税とは税額控除となる点については同じですが、寄付の目的・使途・金額と募集期間を明確化して実施するものです。
特に今回は、市民の皆様の、医療関係者の方々への感謝の思いを募る(300万円)取り組みであります。有効な広報活動を行っていただくほか、今後の歳入確保および、小金井らしい新しい事業モデルとなるクラウドファンディングの、取り組みのノウハウを確立するものとしていただきたいと要望いたします。
しかし、財政調整基金に16億8千万円を積み増す一方で、新型コロナウィルス感染対策基金にわずか約290万円積み立てることとなっている点については理解できるものではありません。
これにより基金の年度末残高見込みは、財政調整基金は約45億円、庁舎建設基金は26億円となります。今年度の市の事業の全体見直しがなされないままに、現在、総事業費見込みが107億円を超えている庁舎建設事業だけが進んでいます。コロナ禍における今後の市財政を見通す、中期財政計画などは未だ示されず、今後、税収減、更に新型コロナウィルスへの対策が必要とされるなかで、市民の皆様の中からも、小金井市の新型コロナウィルスへの対応に不安を感じる声が聞こえてきております。
対応の意思が有るのであれば、市民にその意思を明確に表示をするために、新型コロナ対策基金に積み増し、その準備に充てることが当然の事と考えます。
議員提出議案として22名が賛同し提案可決され7月1日に施行された、新型コロナ対策基金は、「第2条 基金として積み立てる額は次に掲げるものとする(1)毎年度一般会計歳入歳出予算で定める額」とあり、ご存知の通りであります。年度途中の基金創設であり、速やかに本年度分に相当する額を積み立てることが必要です。そのような事からこの度、組替え動議で示されている、財政調整基金積み増し予定額から、繰越金約18憶円の一割にあたる、1億8千万円を新型コロナ対策基金に積み増す事に賛同し提案会派となったところです。
市長におかれましては、今回の組替動議の採決結果を深く受け止めていただき、早急な対応を示していただきますよう、お願い申し上げます。
※自治体におけるクラウドファンディングは平成29年第3回定例会ではじめて取り上げ、このたび実現に至ったものです。
宮下、紀、渡辺ふ、小林、渡辺大、片山、水上、板倉、田湯、湯沢、遠藤、吹春、清水、白井、水谷、斎藤、田頭